2017.07.11











暮れ






常磐線 逢隈-岩沼
2017.7


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本日も、御来庵頂き、誠に有難う存じます。

決まった時間に庵を出て
決まった時間に庵に戻る。

車中の皆様も、
斯様な日々をお送りで御座いましょうか。

車中の人では御座いませんが、
庵主も其の一人に御座います。

稜線に没する直前の陽光に癒さるゝ、
家路の時間。

日々、御苦労様で御座います。

御相伴賜り、誠に有難う存じました。
又の御来庵を、心よりお待ち申し上げて居ります。

2017.07.10











Di questo pasto negozio è
molto gustosa e la reputazione.







東北本線 館腰-名取
2017.7


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本日も、御来庵頂き、誠に有難う存じます。

此のお店の食事は
大変美味しいと評判で御座います。

と云う、伊語だそうで御座います。

庵主も此方の御店で
幾度かお食事を頂いた事が御座いますが、

斯様な事とは甚だ無関係に、
今朝も通勤電車が颯爽と駆け抜ける
庵近在なので御座います。

御相伴賜り、誠に有難う存じました。
又の御来庵を、心よりお待ち申し上げて居ります。

2017.07.07











今日も亦
陽の伸びやかに
射し込みて







東北本線 岩沼-館腰
2017.7


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本日も、御来庵頂き、誠に有難う存じます。

九州北部では、歴史的な豪雨災害が
生じてゐるとの事。
草庵からで恐縮至極に存じますが、
此度、被災された皆様方に、
心よりお見舞いを申し上げます。

一方、庵近在はと申しますれば、
此方の一献の如く、
今日も朝から容赦無く夏の日差しが照り付け、
日當に居ると痛みを覚える程。

斯様な陽気の下、野良仕事へと向かう道すがら、
線路際に鉄瓶を構える御二方と遭遇。

僭越乍らお話を伺うと、お二人とも、
横浜からお越しの書生さんに御座いまして、
就職活動も一段落され、残りの書生生活を
目一杯に満喫して居らるゝとの由。

学を修め世に出ますと、斯様な時間は
中々取れなくなるのが常に御座います。
其の大切な時間の中に、宮城県を組み込んで頂いた事、
一人の県民として、大変光栄に存じます。

県民にとっては、
阿武隈急行が一日に往復直通してゐる事も、
719系電車が六両編成で走って来る事も、
街の片隅に小さな貨物線が在る事も、
日常の極く一部では御座いますが、

仮令、不銹鋼や鋁の合金で出来た車ばかりでも、
普段見掛る事の無い車と云うだけで、
新鮮な筈で御座います。

甚だ僭越乍ら、
どうか、社会の荒波に揉まるゝ事が有りましても、
斯様に瑞瑞しい感性を、何時迄も大切にして頂きとう
存じます。

草庵からで恐縮に御座いますが、
御二方、早朝から愉しい一時を
誠に有難う存じました。

御相伴賜り、誠に有難う存じました。
又の御来庵を、心よりお待ち申し上げて居ります。

2017.07.06










梅雨空に
進む径とて
草生して






日本製紙岩沼専用線 岩沼授受所-岩沼工場
2017.6


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本日も、御来庵頂き、誠に有難う存じます。

此の処の湿気で、苔等と云う
生易しいものでは無く、
雑草に覆われた線路。

甚だ失礼な話では御座いますが、
こんな処、列車など通るのだろうかと
訝しがってゐた折、

力強い原動機の音、そして
其れにそぐわぬ速度の籠の列が。

比類無き生命力を誇る雑草も、
現役の鉄道車両の前には
形無しだった様に御座います。

御相伴賜り、誠に有難う存じました。
又の御来庵を、心よりお待ち申し上げて居ります。

2017.07.04










枝垂れる
葉の翳の色
寄する風






日本製紙岩沼専用線 岩沼工場-岩沼授受所
2017.6


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本日も、御来庵頂き、誠に有難う存じます。

ぽっかりと、針孔の如く空いた庵事の隙間。
寸暇を惜しみ、桑原の住宅街に
角籠を転がして御座います。

ねっとりと纏わり付く温風にそよぐ木々の葉も、
五間堀に涼を求むるが如く御座いました。

御相伴賜り、誠に有難う存じました。
又の御来庵を、心よりお待ち申し上げて居ります。

2017.07.03










緑を纏い、
森と生きる。






石巻線 石巻-曾波神
2017.5


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本日も、御来庵頂き、誠に有難う存じます。

些か時間の経った茶葉にて恐縮に存じます。

漸く再開を見た音楽活動や
立て込んで来た庵事に追わるゝ日々に御座いまして、
此処二週間ほど、線路際から遠ざかって御座います。

さて、初夏の日差しを受けつゝ、二両の内燃動車が
満々と森を湛うる愛宕山の足元を
摺り抜けて参ります。

清潔感のある車体の地色と相俟って、
木々の生命力が溢るゝ様を垣間見た気が
するので御座います。

処で、私事で恐縮至極に存じますが、お陰様で、
拙庵も二世のお出ましを再来月に控えて御座います。

此の、豊かな緑の如く、躍動する生命力の端緒を
目の当たりにする事が出来れば、と
切に願ってゐる処に御座います。

御相伴賜り、誠に有難う存じました。
又の御来庵を、心よりお待ち申し上げて居ります。

2017.07.02









名も知らぬ
樹の河畔に
聳え立つ







常磐線 逢隈-岩沼
2017.6


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本日も、御来庵頂き、誠に有難う存じます。

何やら南国の雰囲気が漂う一本の樹が
灰色に埋め尽くされた畔(きし)に
立ってゐるので御座いますが、

其処に纏わり付く蔦の如き植生に、頂の葉以外は
其の身を覆い尽くされて御座いまして、
此の日の空模様の如く、正体不明と成って御座います。

川幅の広い阿武隈川に在って、
此の樹が持つ、或る種独特な存在感は、

此処が東北で在るからで御座いましょうか、
何故か其れ也に圧力を感じるので御座います。

御相伴賜り、誠に有難う存じました。
又の御来庵を、心よりお待ち申し上げて居ります。

2017.07.01










The Metallic Metal





東北本線 名取-館腰
2017.6


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本日も、御来庵頂き、誠に有難う存じます。

庵近在は、入りて後暫し在りて、
漸く梅雨本番の趣に御座います。

増して、此の時季の近在に有るまじき
蒸し暑さに御座いまして、
何かひんやりした質感の物に
触れて居たい気分に御座います。

と云う事で、此の列車のtextureと来たら
如何に御座いましょう、
見事な迄に統一感を持った
質感かと存じます。

御相伴賜り、誠に有難う存じました。
又の御来庵を、心よりお待ち申し上げて居ります。

2017.06.30





東北本線 館腰-岩沼
2017.6


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本日も、御来庵頂き、誠に有難う存じます。

庵近在も、明日以降、
愈々本格的な梅雨の時期に
相成るそうに御座います。

御来庵の皆様方に於かれましては、
お変わり御座いませんでしょうか。

拙庵も、此れまで以上に風通しを良くし、
建物のみ為らず庵主自身も、
苔生す事の無いよう気を付けて参りとう存じます。

さて昨日の朝は、大型特殊貨物車が
庵近在を通過するらしいと云う情報に基づき
一献を煎じに出て参りましたが、
御覧の通りの結果で御座いました。

“庵近在縛り”の身上で在る事等の弱点が
此処に極まったとも云えそうに御座いますが、

其れでも、新世紀の嚆矢とも云える
新進の機関車単体の姿を庵近在で捉えられた事に
些かの自己満足を見て御座います。

閑話休題。

庵近在で穫れた、今季最後と目さるゝ苺を、
食す機会に恵まれて御座います。

みちのくの湘南と称さるゝ地域が
一大産地と成ってゐる処に御座いますが、
今般、御裾分け賜った農家殿、
今季を以て畑を畳むそうで御座います。

大変に気さくで大らかな御老人に御座いまして、
生産された方の顔が見ゆるだけに、
尚一層味わいつゝ頂きましたのは、
云うに及ばぬ事かと存じます。

草庵の隅からで恐縮至極に存じますが、
此の場を借りて心より御礼を申し上げる
次第に御座います。

御相伴賜り、誠に有難う存じました。
又の御来庵を、心よりお待ち申し上げて居ります。

2017.06.29











草叢に
塗(まみ)れ知りたる
初夏の空







東北新幹線 白石蔵王-福島
2017.6


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本日も、御来庵頂き、誠に有難う存じます。

年甲斐も無く、
手や脛に切り傷や擦り傷を作り、
何か所も蚊に刺されつゝ登攣した、
草生した斜面。

此の地点が、
何の労も要さず到達出来る事を知ったのは、

梅雨の晴れ間が運んで来た
夏の空気に癒され、
再度気合を入れて
下山した後に御座いました。

御相伴賜り、誠に有難う存じました。
又の御来庵を、心よりお待ち申し上げて居ります。