2017.04.20










陽も傾ぎ
翳を浴む迄
四半刻






東北本線 南仙台-太子堂
2017.4


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本日も、御来庵頂き、誠に有難う存じます。

日中は、初夏を思わせるが如き熱気を齎した太陽も、
山の頂に其の身を半分ほど隠した頃合いに御座います。

先客でお見えになられてゐた御仁への挨拶もそこそこに、
兎に角動きが鈍重な庵主は、
架台と鉄瓶をもそもそと取り出し、
据付に取り掛かるので御座います。

そうこうしてゐる内に、
此の時季本来の肌寒さが徐々に足許から忍び寄り、
庵主の影も見る見る伸びて参ります。

鏡筒の前に手を翳したり鉄瓶の向きを変えてみたりと、
自らの脳内で、ああでも無いこうでも無いと
雑念が大半を占める思いを徒然に巡らせて御座いまして。

未だ、日中の熱気を帯びた電気機関車が
空冷機の音もけたたましく其の姿を現したのは、
些か雑念が残ってしまった、其の時で御座いました。

御相伴賜り、誠に有難う存じました。
又の御来庵を、心よりお待ち申し上げて居ります。

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