2016.12.31










横たわり
躯(からだ)休める
終(つい)の駅






東北本線 青森
1999頃


***************

本日も、御来庵頂き、誠に有難う存じます。

今年は、庵人の生家で年を越させて頂く、
庵主に御座います。
今宵は大人数が集まる事に成って御座います故、
微力乍ら、何かと準備が御座いまして、
ちょこまかと動き回ってゐる処に御座います。

今年は、皆様のお陰様を持ちまして、
前年迄と比ぶれば、野点の機会は、其れ成りに
多く得られて御座います。

そして、野点に訪れた先々で、多くの諸先達方に
お引き合わせを頂き、また、
数々のご教示と新たな視点、そして愉しい時間を
賜りました事は、
数年の中断期間を経た後の一年としては、
望外の幸甚此の上無く、有り難き事と存じます。

拙庵を御愛顧頂いて居ります御来庵の皆様方も、
誠、同様に有り難き事に御座います。

草庵からで恐縮至極に存じますが、
改めまして、心より御礼申し上げます。

さて、昨日に引き続き、
熟成茶葉の蔵出しにて恐縮に存じます。

前世紀末の東北本線は、
今世紀に入ってからとは、また違った活気に
満ち溢れてゐた事を懐かしく思い出してゐる、
年の瀬の庵に御座います。

此の光景とて、今や、某夢の國と往き来する
列車の運転日だけのものと成り、
最早非日常の光景に相成りまして御座います。

そして、此の旅情溢るゝ光景も、
間も無くまみゆる事が出来なくなるとの
風の噂に御座います。

東北本線を北の終(つい)まで夜通し馳せ参じた老兵。
プラットホームに其の体躯を横たえ朝陽を浴びつゝ、
車庫に引き上げるまで、暫しの休息に御座います。

今年もまた、多くの皆様方に御相伴賜り、
誠に有難う存じました。

来年も皆様方の御来庵を、
囲炉裏に気紛れに火を入れつゝでは御座いますが、
心よりお待ち申し上げて居ります。

スポンサーサイト
Secret