2016.12.30










四つ目の照らす径





東北本線 青森県内
1999年頃


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本日も、御来庵頂き、誠に有難う存じます。

点てた年は明確に覚えて御座いませんが、
光画紙を電子化した一献に御座います故、
茶葉の質は、何時も乍ら、ご容赦賜りとう存じます。

四燈の前照燈はおろか、此の塗色自体、
既に見る事が出来無く為って久しく御座います。

当時、東北新幹線八戸開業を控え、足繫く通った此の区間で、
今にして思えば贅沢なのでは御座いましょうが、
見飽きる程に485系や583系を眺めたもので御座います。

一時間おきぐらいにやって来る列車を待つ間に間に、
当時乗ってゐた、初代移動式庵(既に崩壊寸前)
の開け放った窓を吹き抜ける風の匂いだけは、
今でも鮮烈に印象に残ってゐるので御座います。

嘗て国鉄型特急が闊歩した此の大街道は、
平成の世に在って、最期まで由緒正しき昭和の様式を堅持してゐた、
稀有な路線であったかと存じます。

御相伴賜り、誠に有難う存じました。
又の御来庵を、心よりお待ち申し上げて居ります。

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