2016.12.15










月読の
見守る里に
箒星






東北本線 岩沼-槻木
2016.12


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本日も、御来庵頂き、誠に有難う存じます。

拙庵から、角籠を駆り四半刻足らず、
例により、庵事の間隙を縫って、
某・番長殿の御膝元付近に参じて御座います。

雪も止み、
傾ぐ陽が僅かに顔を覘かせて来るのと対照的に、
道が凍り始めて御座います。

寒風が頬を突きはじめた線路端で、
東の空より昇り始めた月読様に、何処か独り後ろめたさを感じ、
何事かを念じ、軽く頭を垂れた折。

今度は地を這う箒星が、胸の空く韋駄天振りで、
庵主の脇を通り過ぎて往き。

「何事かは知らぬが、心配のし過ぎで御座ろう」と、
背中を押してくれたので御座いましょう──
と、何時もの如く、都合良く解釈し、
短い帰路に就いたので御座いました。

御相伴賜り、誠に有難う存じました。
又の御来庵を、心よりお待ち申し上げて居ります。

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