2016.08.20










空の色映して闊歩する谷間





岩手開発鉄道 岩手石橋-日頃市
2016.8


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御来庵頂き、誠に有難う存じます。

然程深くは無いものの、
深き緑に覆われた山々の頂が際立つ、
盛川の谷間に御座います。

頂を際立たせてゐるのは、
其の更に上を流るゝ雲たちかも知れません。

何かと「見上げる」機会の多い庵主に御座いますが、
此の日も此の場所で、やゝ暫く夏空を見上げて居りました。

些かの地響きに気付いた頃、
川の向こう側より、雲の如く沸き出で来る石灰列車。

三伍屯積砰籠を十八両連ねた堂々の編成を率いるは、
今日の空色を其の儘纏いし、五十屯級四軸機。

線路の直ぐ傍らで、
漫然と空を見上げる庵主の事など意に介す筈も無く、

唯、其の使命を全うすべく、
然し沿線に溢るゝ自然と一体となり、
悠然と積み出し港へ向かうので御座いました。

御相伴賜り、誠に有難う存じました。
又の御来庵を、心よりお待ち申し上げて居ります。

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