2016.07.21











閑歩





石巻線 曾波神-石巻
2016.6


***************

本日も、御来庵賜り、誠に有難う存じます。

宮城の入梅は、まるで二度有る様に御座いまして、
昨日までの晴天は何処へやら、と云った趣の庵近在に御座います。

石巻中心市街地の、丁度北の外れに位置する、愛宕山。
その裾縁を巻くように、取り立てて特徴の無い軌条が
敷かれて御座います。

地味では御座いますが、此の軌条こそ、
震災からの逸早い復興を支え、また現在では、
石巻の工業生産を支える屋台骨に御座います。

手頃な高さと整った山容を持つ彼の山の麓にて、
某も亦、其の長閑さに任せ、暇を貪って居りました。

ふと、乾いたエンヂン音が響いて参ります。
くねる線路の向こうを見遣りますと、右へ左へ首を振りつゝ、
緩々と進み来る、見慣れた色のヂーゼル機関車。

籠を牽いてるかと思いきや、何やら独歩の様に御座いまして、
機関車も亦、鼻歌混じりに閑歩を愉しんでゐるかの様に御座いました。

本日も、御相伴賜り、誠に有難う存じました。
又の御来庵を、心よりお待ち申し上げて居ります。

スポンサーサイト
Secret