2016.04.18










往く路の土の薫りの暖かさ





東北本線 越河-貝田
2016.4


***************

本日も、御来庵賜り、誠に有難う存じます。

昨日御相伴を頂きました一献は、
些か遊んでしまつた感が否めずに居りました。
そこで、改めて、と云う訳では御座いませんが、
昭和の東北らしい一献に、御相伴賜りとう存じます。

樹木に明るくは御座いませんので、
何とも申し上げる事は能わずに御座いますが、

何処と無く風情のある色をした木の葉が、
線路に向かつて伸びて御座いまいます。

陽当りの良い斜面には、
長年農家に仕えて参つたと思しき土蔵が一軒、
過ごして参つた刻の長さを語るに足る存在感を以つて
凛として佇んで御座います。

上野に向かう長距離普通列車、
出稼ぎ労働者を鈴生りに乗せた夜行列車、
はたまた東北の大幹線を彩つた数々の特急列車。

数多の往来を見送つて来たであろう其の土壁は、
何物にも代え難い暖かさと薫りを持つているが如く在り、
佇んでゐて殊更に幸せを感じる線路際に御座いました。

御相伴賜り、誠に有難う存じました。
又の御来庵を、心よりお待ち申し上げて居ります。

スポンサーサイト
Secret