2016.03.28










明けぬ夜の無きを知りつヽ仙后座





江差線 釜谷-渡島当別
2016.3


***************

本日も、御来庵賜り、誠に有難う存じます。

明けぬ夜は無い、と云いますのは、
自らが甚く落ち込んだ折に自らに云い聞かせる文句として
今日迄広く使わるヽ言の葉かと存じます。

併し乍ら、此方の仙后座(=カシオペヤ)は、
朧気に差し込む鈍い朝陽を前にして、
当に此の日、今にも没しようとしてゐるでは御座いませんか。

春未だ遠き渡島の隅。
行く手を煌々と照らす前照灯の前に、
二度と明くる事の無い夜を
間も無く完抜せんとする。

其の姿に、一抹の寂しさを覚えたのは
庵主のみにあらん事と拝察申し上げます。

御相伴賜り、誠に有難う存じました。
又の御来庵を、心よりお待ち申し上げて居ります。

スポンサーサイト
Secret