2016.03.14










赤べこの跳ぶ山峡も水温み





仙山線 熊ヶ根-陸前白沢
2016.3


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御来庵頂き、誠に有難う存じます。

此の頃は、茶柱の立つた一献ばかりで恐縮至極に存じます。
僭越乍ら、縁起物故、気長に御相伴を賜りとう存じます。

座学に徹底的に向かない性分の庵主、
時機に似(そぐ)わぬ其の悪行(?)を察してか、
道中、遂にお天道様の御機嫌が戻る事能わず。

其の儘、気儘に角籠を駆つて辿り着いた
熊ヶ根の渓谷に写真機を向けますと、

空模様の所為もあり、
予想以上に冬枯れの様相を色濃く残す
木々や岩肌が画角を占拠し、
一献に仕立てる事に、些か辟易して御座います。

此の冬枯れの色で画角を埋めようと割り切つて
写真機を下に振つた其の時、
鼠色の空模様からは想像も付かぬ程、
鮮やかな蒼緑色を湛える広瀬川が。

谷底にひつそりと横たわる、早春の鮮烈な流れに
驚きを隠せずに居た庵主を尻目に、
赤べこが、実にゆつたりと、谷を跳んで行つたので御座います。

御相伴賜り、誠に有難う存じました。
又の御来庵を、心よりお待ち申し上げて居ります。

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