2015.10.21










海原に溶け込む空の高さとて





羽越本線 吹浦-女鹿
2015.10


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御来庵頂き、誠に有難う存じます。

此れ以上何も申し上げる事の無い、
秋晴れに御座います。

其れでも矢張り、雲と云うのは
沸き出でて流れ来る訳で御座いまして、
谷間や線路に影を落としては過ぎ去って行く度に
一喜一憂させるので御座います。

他方、海岸線に視線の先を投じますと、
絶え間なく打ち寄する波にも大小あり、
時には比類なき高さの波濤となって、
此の優美で荒々しき磯場を洗うので御座いましょう。


斯様な時に、
自然の前には、人間と云うのは小さな存在だと
思い知らされるので御座います。

そしてその人間が移動の手段として鉄道を選ぶとき、
其れもまた、自然の中に於いては
小さな存在であると識るので御座いましょう。


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