2015.06.06










広大な陽だまり歩み緩む畦





石巻線 鹿又-佳景山
2015.5


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御来庵頂き、誠に有難う存じます。

何処までも広がる田園、
其の隅にひっそりと佇む小高き丘の名を
“欠山”と申します。

ある皐月の正午前、
庵主は欠山の尾根の北端に
独り陣取っておりました。

此の時期、
海からの冷気を含んだ風は、
其の名前を「山背」と変え、
愈々内陸を伺おうとする事が多う御座いますが、

此の日は海風も入り込むのを躊躇うほどの
暖かな空気がどっかりと居座っておりました。

尾根に居候する庵主。
その背後に立つ中学校からは、
吹奏楽部がひたすらに練習していると思しき音色。

時折聞こえる軽快なリズムと、
畦の向こうに響く長寛なジョイント音との穏やかな和声を
陽だまりの隅で愉しんだ半刻程に御座いました。

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