2018.03.31











野を里を
潤す流れの
遙かなる






石巻線 鹿又-曾波神
2018.3


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本日も、御来庵頂き、誠に有難う存じます。

多軸回転翼無人機を駆る様に成り、
早半年が過ぎて御座います。

新たな視点を得る事で、
画風に対する考え方其の物も
大きく変化した事を、些か感じて御座います。

石巻市の北辺に当たる此の地域の主役は、
何と申しましても、旧北上川の川筋かと存じます。

舟運を中心に、流域に於いて
様々な栄枯盛衰を連綿と紡いだ
東北有数の大河で在ると存じて居ります。

併(しか)し、こんにちも其の流れは絶えずして、
県北の野を、里を、豊に潤してゐるので御座います。

御相伴賜り、誠に有難う存じました。
又の御来庵を、心よりお待ち申し上げて居ります。

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2017.09.28











天高く
ヂーゼル響かせ
往く野原






石巻線 小牛田-上涌谷
2017.9


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本日も、御来庵頂き、誠に有難う存じます。

風も出て参りまして、雨が叩き付ける
庵近在に御座います。
皆様がお住まいの地域の空模様は
如何で御座いましょうか。

頭上に雲一つ見当たらず、
余計に其の高さが増して見える
或る長月の朝の一献に御座います。

鳥の囀りさえ遠く聞こえる他は物音に乏く、
斯様な中、其の鼓動が徐々に近付いて参ります。

程無くして、重苦しく轟くヂーゼルの
エギゾーストは庵主の眼前を掠め、
対照的に軽やかな籠の足音が
其の後ろに幾重にも連なり、

其れも遠ざかった後には、
元の高い高い空と広い野原のみが残り、
鉄瓶を構えた庵主が独り、其の只中に
佇んでゐたので御座います。

御相伴賜り、誠に有難う存じました。
又の御来庵を、心よりお待ち申し上げて居ります。

2017.09.20











きらり、






石巻線 小牛田-上涌谷
2017.9


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本日も、御来庵頂き、誠に有難う存じます。

何かこう、「きらり、東北。」とか、
「きらり、大崎。」とかの文言を付しますと、
些か効果が薄そうな宣伝紙の如くと相成りそうで、
せめて、きらり、で留めて置きとう存じます。

其れ程迄に、背景の空は
“無色透明な紺碧”の空で御座いまして、
其処へ、運転室の出入り台の窓が
燦然と輝いてゐたので御座います。

御相伴賜り、誠に有難う存じました。
又の御来庵を、心よりお待ち申し上げて居ります。

2017.09.17











遥かなる
水と緑が
紡ぐ日々







石巻線 鹿又-曽波神
2017.9


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本日も、御来庵頂き、誠に有難う存じます。

家内と娘が一時期を過ごしてゐる病室より、
一献を煎じさせて頂きとう存じます。

新旧の北上川が離合し、豊かな水の流れに沃す、
大崎平野の東端に御座います。

間も無く稲も色付き、東北随一の穀倉地帯たる
面目の躍如する時期を迎うる事と存じます。

此の一年の、農家の皆様方の御苦労に思いを馳せつゝ、
今度は、より黄金色を濃くした一面の絨毯にて
野点をしてみたいものに御座います。

御相伴賜り、誠に有難う存じました。
又の御来庵を、心よりお待ち申し上げて居ります。
2017.09.15











地平より
生まれたばかりの
陽に浴し







石巻線 小牛田-上涌谷
2017.9


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本日も、御来庵頂き、誠に有難う存じます。

所謂、「編成写真」と云うものは、
苦手科目が多過ぎる中でも殊更に、
いつまで経っても苦手で御座います。

先達の皆様方の多くが訪れた此の地とて、
是だけドラマティックな時間帯で在るにも拘らず、

庵主の手に掛かりますと、
斯様な迄に中途半端なものになってしまうものかと
些か落胆してゐる処で御座います。

併し是は是で、次に訪るゝ際には
こう云う一献に仕立てよう、と云う、
明確な課題が見つかりましたので、
佳しとさせて頂きとう存じます。

当に、“御茶を濁す”が如く在り、
恐縮至極に存じます。

御相伴賜り、誠に有難う存じました。
又の御来庵を、心よりお待ち申し上げて居ります。