2017.03.23










小瀑を
見下ろす路の
寒さとて






烏山線 滝-烏山
2017.2


***************

本日も、御来庵頂き、誠に有難う存じます。

此の場所が実に好きで、
似通った一献ばかりと相成り
恐縮至極に存じます。

四〇型気動車が健在の頃に
もう幾度か通っておくべきで在ったと
後悔しても遅きに失する事は
分かって居るので御座います。

晴れて欲しいとは申しません。
遠くに在るからこそ、
せめて雨さえ降らなければ、
何日かは留まって居たい、
斯様にさえ思える良景に御座いました。

御相伴賜り、誠に有難う存じました。
又の御来庵を、心よりお待ち申し上げて居ります。


スポンサーサイト
2017.03.22










背に木々の
前に夕陽の
冬小路






烏山線 滝-小塙
2017.2


***************

本日も、御来庵頂き、誠に有難う存じます。

此の日、午後から急速に青空の面積が
増えて参りまして、

庵へ帰投する頃合いが
刻一刻と迫ってゐたにも関わらず、

此の一献が後ろ髪を大いに引かるゝ原因と
成ってしまいまして御座います。

極く稀に斯様な光景に出くわす事が有ります故、

幾ら好みの車が減ったとは云え、
間も無く庵族が一人増えるとは云え、
弾丸行脚を辞める事が出来ずに居る、
駄目親父と相成るので御座います。

御相伴賜り、誠に有難う存じました。
又の御来庵を、心よりお待ち申し上げて居ります。


2017.03.08










山翳に
潺(せせらぎ)望む
朱五号






烏山線 烏山-滝
2017.2


***************

本日も、御来庵頂き、誠に有難う存じます。

江川の清流を望む、龍門の滝の
遊歩道に御座います。

何もせず、只じっと刻を待つ、
斯様な時間は実に久し振りに御座いました。

日頃の由無し事を出来るだけ頭から追い遣り、
木々のざわめきと潺、そして控え目な瀑布の音に
じっと耳を傾けて御座います。

四半刻も其うしてゐたかと思しき頃、
些か彩度に乏しい景色の中を、
殊更に鮮烈な朱五号が、

木々の切れ間をゆったりと
なぞって行ったので御座います。

御相伴賜り、誠に有難う存じました。
又の御来庵を、心よりお待ち申し上げて居ります。

2017.03.01










那須の嶺
淡く照らして
春夕日






烏山線 下野花岡-宝積寺
2017.2


***************

本日も、御来庵頂き、誠に有難う存じます。

南東北と北関東、距離だけ見れば
然程離れて居ない印象が在るので御座いますが、
其処は“東北”と“関東”、体感温度の差は
歴然で御座います。

此の日の後半は当に、「麗らか」と云う表現が
しっくり来る一日だった様に感じて御座います。

淡く夕陽を照り返す那須の峰々を遠望し、
数回の深呼吸と屈伸運動をした頃合い。

朱五号を含む二両編成の気動車が、
水田の広がる長閑な風景を邪魔しない様に、
真一文字の線路を、左から右へ、
ゆったりと通り過ぎて行くので御座いました。

御相伴賜り、誠に有難う存じました。
又の御来庵を、心よりお待ち申し上げて居ります。

2017.02.28










寒空へ
上げる狼煙も
いざ往かん






烏山線 小塙
2017.2


***************

本日も、御来庵頂き、誠に有難う存じます。

滝での野点から此方へ向かう道中、
獣道を独歩する御仁と遭遇し、
此の日は是より暫し御相伴を賜りまして候。

旅先での出会いと申しますのは、
斯くも在り難き事に御座いましょうか、
久方振りの感覚に、心躍るものが御座いました。

誠に愉しい一時を頂戴し、草庵からで恐縮に存じますが、
心より御礼を申し上げる次第に御座います。

さて、其の御仁を角籠に迎え、小塙駅へと降り立ち、
暫し周辺を物色してゐた折。

丁度、宇都宮行きの発車時刻と相成りまして、
其方へ向けて徐に鉄瓶を向けますと、
原動機から、勢い良く噴き上がる排気が
冬晴れの空へ高く舞って御座いまして。

些か薄くは御座いますが、
内燃動車の力強い息吹を切り取る事が
叶いまして御座います。

御相伴賜り、誠に有難う存じました。
又の御来庵を、心よりお待ち申し上げて居ります。