2017.11.21











丑三つに
伸びる軌条の
静々と






東北本線 館腰-名取
2017.11


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本日も、御来庵頂き、誠に有難う存じます。

作業員の動きも、
“チキ”の制動音も、
積載する軌条吐出し機も、
そして作業燈も、

草木の眠りさえ妨げぬよう、
迅速に、そして静謐に、
しかし一方で熱く、

其の任を全うせんとする
一夜に御座いました。

御相伴賜り、誠に有難う存じました。
又の御来庵を、心よりお待ち申し上げて居ります。

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2017.11.16











漆黒に駆る脚
武骨極まれり






東北本線 館腰-名取
2017.11


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本日も、御来庵頂き、誠に有難う存じます。

主電動機、緩衝装置、制動装置、冷却機…。
交流二萬ボルトを与えられ、闇夜の中にも
各装置の躍動感が一際充つる、機関車の傍ら。

其の様が示す生命力は、
暖色系の照明の色も相俟ってか、
蒸機にも似た力強さに溢れて御座いました。

御相伴賜り、誠に有難う存じました。
又の御来庵を、心よりお待ち申し上げて居ります。

2017.11.14











静寂に
闇夜も昵(なじ)む
作業燈






東北本線 館腰-名取
2017.11


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本日も、御来庵頂き、誠に有難う存じます。

此の一月半程は、所謂「家庭(家族)仕業」及び
「音楽仕業」で全て埋め尽くされて居りました、
魚利庵の庵主に御座います。

庵に風を通すのも相当に久方振りに成ってしまい、
大変申し訳無く存じます。

お陰様で、娘も初宮を済ませ、
日増しに掛かる手の中にも、
親としての愉しさを見出せる頃合いに成って参りました。

さて一方で、其の不良親父。
庵近在にて軌条取卸作業有りとの報を受け、
良眠に浴す家内と娘を起こさぬよう、
抜き脚差し足で現場に参じた次第に御座います。

市街地の只中にも拘らず、
とっぷりと漆黒に染まった中、
必要最小限の空間を煌々と照らし出す作業燈。

一町余の長さの軌条が、
古めかしい機関車が牽く長物車の最後尾から、
最低速でじっくりと伸ばされてゐく様子を眺める内に、

あゝ、是は此の機関車の持てる性能と
其れを操(く)る熟練工の為せる技であろうなと
思いを馳する処に御座いました。

是より数日に分け、
此方も亦、久方振りの邂逅を果たした
「ED75電籠と其の侍従」の、
余命幾許の中での奮闘の記録に、
御相伴を賜りとう存じます。

深夜にも拘らず、現場で多方面からの御指南と
四方山話にお付き合いを頂きました、某・人気箱殿、
草庵からで恐縮に存じますが、
心拠り御礼を申し上げとう存じます。

御相伴賜り、誠に有難う存じました。
又の御来庵を、心よりお待ち申し上げて居ります。

2017.09.27











或る交替要員の夜更け





東北本線 岩沼
2017.9


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本日も、御来庵賜り、誠に有難う存じます。

此の夜は、庵近在で生じた線路支障に依り、
各列車の運転時刻は大幅に乱れて御座いました。

臨時の貨物列車とて例に漏れず、
其の煽りを食わされてゐた様に御座います。

当駅で交替すべく待機してゐた此方の運転士殿、
待合室での時間を潰しあぐねたので御座いましょう、
頻りに乗降場上を行ったり来たりし始めて御座います。

其れも幾回か熟し終えた頃、軈て、
明らかに自らの職場と判る前照灯が近付いて参りますと、

時ならぬ歩行運動に些か疲れた体を擡げてゐた
待合室の椅子より徐に立上り、
機関車の停止位置へと足早に向かうので御座いました。

御相伴賜り、誠に有難う存じました。
又の御来庵を、心よりお待ち申し上げて居ります。

2017.09.25











高い雲と
架線の下で







東北本線 愛宕-品井沼
2017.9


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本日も、御来庵頂き、誠に有難う存じます。

空模様が今一つ乍ら、
今月初めに朝茶を点てに参じた折の
一献に御座います。

架線下の五軸機を煎じるべく一考したものの、
時間距離的に此処しか思い浮かばず。

合焦点に乏しい一献と相成りましたのは、
起き抜けの御愛嬌にて、何卒御容赦賜りとう存じます。

朝露も降り始め、
陽が短くなって来た事を
実感出来る季節と相成りまして御座います。

皆様方に於かれましては、
御体、御自愛下さいますよう。

御相伴賜り、誠に有難う存じました。
又の御来庵を、心よりお待ち申し上げて居ります。