2017.06.29











草叢に
塗(まみ)れ知りたる
初夏の空







東北新幹線 白石蔵王-福島
2017.6


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本日も、御来庵頂き、誠に有難う存じます。

年甲斐も無く、
手や脛に切り傷や擦り傷を作り、
何か所も蚊に刺されつゝ登攣した、
草生した斜面。

此の地点が、
何の労も要さず到達出来る事を知ったのは、

梅雨の晴れ間が運んで来た
夏の空気に癒され、
再度気合を入れて
下山した後に御座いました。

御相伴賜り、誠に有難う存じました。
又の御来庵を、心よりお待ち申し上げて居ります。

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2017.06.24











ビルヂング疾走
梅雨の中休み







東北新幹線 白石蔵王-福島
2017.6


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本日も、御来庵頂き、誠に有難う存じます。

本日は、朝から久しぶりに
庵近在を当ても無く徘徊して御座いました。

角籠の中で適当に時間を潰して居りますと、
公共の電波から、或る新幹線電車が
本日限り復刻相成る旨の文言が。

耳を疑いつゝも、白石市南方の金華山へと
角籠を飛ばします。

取り敢えず張り付いた斜面から目にしたのは、
朝靄明け切らぬ斎川の田園地帯を
ゆっくりと此方へ向かって来るE4系の姿。

視界が些か霞んでゐた所為で御座いましょうか、
相変わらずビルヂングの如き重量感を
尚更に感じ取ったので御座います。

御相伴賜り、誠に有難う存じました。
又の御来庵を、心よりお待ち申し上げて居ります。

2016.11.18










葉も汽車も色付き時の迅さ知る





東北新幹線 仙台-白石蔵王
2016.11


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本日も、御来庵頂き、誠に有難う存じます。

葉の彩りが、漸く麓まで下りて参りました。
と思いきや、今朝は仙台で初氷を観測したそうに御座います。

新語流行語大賞の候補に
“鉛筆と果物の唄”も挙げられてゐるそうで、
季節の移ろいの早さを感じてゐる所に御座います。

今年は特段に足早な“秋”、どうにか庵近在で捉えたく、
例に拠り、庵事の合間を縫って、
某・国立学校の脇まで参じて御座います。

小さな公園をやゝ暫く徘徊して居りますと、
全ての葉が見事にほゞ同じ色合いになってゐる
一本の木が。

生憎、樹名は判らずに居りますが、
田園が広がってゐるとは云え、
広葉樹が些か乏しい都市近郊に在って、
小さな秋を見つけて御座いました。

そして今になって、
本格的な紅葉の一献が大変に少ない事に気が付き、
庵で独り狼狽する庵主だったので御座います。

御相伴賜り、誠に有難う存じました。
又の御来庵を、心よりお待ち申し上げて居ります。

2016.11.13










遠き陽と
都へと発つ
吾 重ね






東北新幹線 仙台-白石蔵王
2016.11


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本日も、御来庵頂き、誠に有難う存じます。

海の向こうでは、新しい国家元首が誕生し、
まるで無法者の大魔王の現るが如き騒ぎに
なってゐる様で御座います。

さて庵主はと云えば、
斯様な大物とは比ぶる迄も無い事は自明に御座いますが、
師走の声迄は未だ日を残してゐるにも関わらず、
庵事も含め、愈々其れ成りに忙しくなって参りました。

其れに伴いまして、
庵の半径三里以内の一献も増えて御座いますが、
今暫くご相伴賜りとう存じます。

一献の腕は元々稚拙である事を承知の上で
斯様な独白は如何なものかとは存じますが、
長尺鏡筒の扱いも、未だ不慣れに御座います。

主・副被写体の配置、光線状態、彩色の調和等、
圧縮された中に如何にして組み上げ、表現に結び付けるか、

多くの要素を最適に組み合わせて解と為す際の
瞬時の判断が求められる状況に大変に弱いので御座います。

最近は特に、主被写体に救いを求むる事も適わぬ状況にて、
改めて「真」を「写す」事にじっくり向き合う、
云い換えれば、日常を直視する事の大切さを嚙締める、
晩秋の丘の上に御座いました。

御相伴賜り、誠に有難う存じました。
又の御来庵を、心よりお待ち申し上げて居ります。

2016.10.24










暮れ六つの
声を聞きつゝ
街を発ち






東北新幹線 仙台-白石蔵王
2016.10


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本日も、御来庵頂き、誠に有難う存じます。

夕餉時の冷え込みも、釣る瓶落としの如き季節を迎えた、
庵近在に御座います。

予てより気になってゐた俯瞰地点に立ちますと、
遙か太平洋まで見渡せて御座います。

手前から、水田、旧市街地、新市街地と順に辿って参りますと、

重機は幾らか据えてあるものゝ、防潮林も何も無く、
物々しい防潮堤と、更地の土色がそのまゝ見ゆる海岸沿いの様子に、
些か息を呑んだので御座いました。

新幹線の車内の皆様からは
見えるか否か存じ上げ兼ねるのでは御座いますが、
復興は、未だ途上である事を再認識した、
愛島丘陵の中腹に御座いました。

御相伴賜り、誠に有難う存じました。
又の御来庵を、心よりお待ち申し上げて居ります。