2017.05.19










日々通う
路に差す陽の
澄み渡る






東北本線 岩沼-館腰
2017.5


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本日も、御来庵頂き、誠に有難う存じます。

今朝は珍しく、日々通う道の途上にて
“朝練”をして参った次第。

此方も、一日二往復の日参を続けて久しい
阿武隈急行の電車に御座います。

銀色の車両が旅客列車の
殆どを占める昨今に在って、

東北本線場を往来する此の列車の存在は
貴重なものでは無いかと、
個人的には考えるので御座います。

其れも、雲一つ無い青空の下であれば
尚更の事かと存じます。

御相伴賜り、誠に有難う存じました。
又の御来庵を、心よりお待ち申し上げて居ります。

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2017.05.11










機を捉え
萌黄盛りて
息を呑み






東北本線 館腰-岩沼
2017.5


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本日も、御来庵頂き、誠に有難う存じます。

此の日も亦、庵近在の線路を徘徊致し候。
背後の踏切の鳴動に合わせ、
何時もの如く、気も漫ろに鉄瓶を構えて御座います。

徒然に鏡筒を伸び縮みさせた折。
画角の半分以上を占める菜花の萌黄色の鮮やかさに
些かの驚きを隠せずに居りますと、

逆に、列車の顔は、其の燃え盛る黄色に
すっかりと隠れてしまったので御座いました。

新型の近郊電車の勢力に圧され、
余命幾何と噂されて久しい719系電車では御座いますが、
此の芽吹きに劣らぬ力強き走りを、
其の電動機の唸りを以て、
花弁の翳からしっかりと伝えて来るので御座います。

御相伴賜り、誠に有難う存じました。
又の御来庵を、心よりお待ち申し上げて居ります。

2017.05.06










或る小川の夕暮れ





東北本線 館腰-岩沼
2017.5


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本日も、御来庵頂き、誠に有難う存じます。

此の黄金週間は、
稲作をされる方にとりましては、
当に掻き入れ時かと存じます。

皆様の尊い御苦労がありましてこそ、
本日も白い御飯を頂く事が出来まして御座います。

改めて、心より御礼を申し上げます。

さて本日は、其の水田に水を引く用水路の脇で
夕暮れを迎えた際の光景に御座います。

本格的な水入りを前に、
泥除けなど入念な清掃が為されたと
聞いて御座いますが、

斯様に人の手が入って尚、
自然と一体化してゐる事に些かの安堵感を覚うるのは、
庵主が生粋の東北人で在るが故の事に御座いましょう。

御相伴賜り、誠に有難う存じました。
又の御来庵を、心よりお待ち申し上げて居ります。

2017.05.04










宵の口





東北本線 名取
2017.5


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本日も、御来庵頂き、誠に有難う存じます。

宵の口を迎え、
遍く空から蒼が舞い降りて参ります。

庵近在の駅も漏るゝ無く、
夜の帳を迎え入れ、蒼く染まるので御座います。

御相伴賜り、誠に有難う存じました。
又の御来庵を、心よりお待ち申し上げて居ります。

2017.05.01










やうやうと
宇宙の色に
染まり来て






東北本線 館腰-岩沼
2017.4


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本日も、御来庵頂き、誠に有難う存じます。

あっと云う間に五月を迎えて御座います。
庵近在は、暖かいのか寒いのか、
能く判らぬ日々に御座います。

昨日は、庵人の安産祈願と、
庵主の前厄払いと云う事で、
油揚げで有名な定義山(じょうぎさん)に
詣で参じました。

仙山線熊ヶ根駅から三里程、
奥羽の山懐深くに突如として現るゝ
桃源郷の如き門前町と巨大な寺院は、
広く東日本から様々な願事が集う名刹に御座います。

さて本日の一献は、
定義詣での数日前の夕暮れに御座います。

只でさえ翳る一方の里に鉄瓶を向け、
思い切り露光を絞った結果、

高く澄んだ空は恰も宇宙の色を其の儘映し出して居るが如く、
蒼とも黒とも付かぬ色合いを示したので御座います。

御相伴賜り、誠に有難う存じました。
又の御来庵を、心よりお待ち申し上げて居ります。