2018.04.17











古(いにしえ)の
風に宿場も
花散らむ






東北本線 白石-越河
2018.4


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本日も、御来庵頂き、誠に有難う存じます。

斎川宿は、奥州街道の小さな宿場町に御座います。
江戸より参りますと、関所の在った越河の
次の宿場に当たる訳で御座います。

此の旧街道の線形に、古の宿場の面影を
色濃く見る事が出来る事と存じますが、
嘗ての賑わいを、街道沿いに植えられた桜に託し、
今日の静かな佇まいを見せるので御座います。

そして、今年も亦、
集落の外れの山裾を、一本の汽車が、
福島方面に駆け上がって行くので御座います。

花こそ一足先に過ぎ去って御座いますが。

御相伴賜り、誠に有難う存じました。
又の御来庵を、心よりお待ち申し上げて居ります。

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2018.04.13











山々を
下る水こそ
温まれど






東北本線 槻木-岩沼
2018.4


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本日も、御来庵頂き、誠に有難う存じます。

残念乍ら、本日の蔵王七山は
雲影と相成りまして御座いますが、

斯様にしてゐる間にも、大気中に巡る水を着々と貯え、
野を潤す時機に備えてゐるかの如く御座います。

今春は、例年にも増して寒暖の差が激しく、
桜前線も既に庵近在を駆け抜けて御座います。

御進学、御就職等で、
生活に大きな変化を見て居らるゝ方も
おいでかと存じます。

何はともあれ、みちのくの遅い陽春の慶びを
皆様と共に分かち合えれば、
望外の幸甚に存じます。

御相伴賜り、誠に有難う存じました。
又の御来庵を、心よりお待ち申し上げて居ります。

2018.04.09











燈火(ともしび)の
ヤマの姿を
照らす駅





栗原電鉄 若柳
1995.3頃


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本日も、御来庵頂き、誠に有難う存じます。

庵主は当時、自動車の運転免許を所持して居らず、
如何様にして此の地へ辿り着いたか
定かでは御座いませんが、

兎に角、此の時期に此処に居た事は
確かな様に御座います。

鉱山の閉業に命運を左右された鉄道は
東北にも幾つか御座いますが、
其の大半が、庵主が産まるゝ前後に御座います。

斯様な中に在って、当路線も
軈て路線其の物が全廃に成るとは云えど、

電気運転から内燃運転への切り替えと云う、
国内でも稀な運転方式の変更の時機に立ち会えた事は、
貴重な経験であったかと存じます。

御相伴賜り、誠に有難う存じました。
又の御来庵を、心よりお待ち申し上げて居ります。

2018.03.31











野を里を
潤す流れの
遙かなる






石巻線 鹿又-曾波神
2018.3


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本日も、御来庵頂き、誠に有難う存じます。

多軸回転翼無人機を駆る様に成り、
早半年が過ぎて御座います。

新たな視点を得る事で、
画風に対する考え方其の物も
大きく変化した事を、些か感じて御座います。

石巻市の北辺に当たる此の地域の主役は、
何と申しましても、旧北上川の川筋かと存じます。

舟運を中心に、流域に於いて
様々な栄枯盛衰を連綿と紡いだ
東北有数の大河で在ると存じて居ります。

併(しか)し、こんにちも其の流れは絶えずして、
県北の野を、里を、豊に潤してゐるので御座います。

御相伴賜り、誠に有難う存じました。
又の御来庵を、心よりお待ち申し上げて居ります。

2018.03.26











龍駒の
見下ろす日々の
勤め哉






信越本線 横川
1997.8


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本日も、御来庵頂き、誠に有難う存じます。

此の駅を訪れる都度、何時も見上げる此の峰は、
「鼻曲り」との通り名を持つ様で御座いまして、
登山愛好家の皆様の間では、其の踏破の難易度から、
一寸した聖地で在る様に御座います。

然も在りなむ、と云うべき威容を誇る、
裏妙義北端に佇む名峰は、信越本線の開業より、
横川駅の歴史を睥睨し続けてゐる訳で御座いますが、

果たして、終ぞ今日、
此の駅で途切れてしまう事と相成った鉄路を
如何様な思いで見降ろしてゐるので御座いましょうか。

御相伴賜り、誠に有難う存じました。
又の御来庵を、心よりお待ち申し上げて居ります。